2020年7月6日月曜日

26 - Cabinet Battle #1 和訳

北部ニューヨーク出身の都会派ハミルトンと、南部ヴァージニア出身の田舎派ジェファソンは、
早速国会にて火花を散らし合います






ワシ:レディース&ジェントルメン!
 
   今夜はお集まりいただきありがとうございます
 
   世界のどこでもなく、このニューヨークシティに!!
 
   さぁ閣議への準備はよろしいかな?
 
 
   議題はこれです!
 
   ハミルトン財務長官の、州の借金を国に中央銀行を設立して解決すると言うもの(州債を回収して国債を発行)
 
   それではジェファソン国務長官
 
   まずはあなたの意見をよろしく
 
 
 
ジェ:『生命、自由、そして幸福の追求』(アメリカ独立宣言)
 
   我々はこのために戦った、この理念から逸れてはいけません
 
   こんな立派な言葉は相当賢い者からしか出てきませんよ 
 
   驚くなかれ、それ、私が書いたんです
 
  
   あ〜〜〜ハミルトンは忘れてますね
 
   彼の計画では連邦政府が州債も請け負うですって?
 
   では賭けてみましょうか、それは誰の利益になるのか、、
 
   ハミルトンが座ってる(議会の)そっちの席の誰かでしょうね
 
   
ハム:いやそれは違う
 
 
ジェ:おぉぉ、思い当たることがあるんじゃないのか?(ぴったりの靴が見つかる) 
 
   (ハミルトンの)ニューヨーク州が借金まみれなら、
   なんでそれを(ジェファソンの)ヴァージニア州が負担するのかな?
 
   おぉぉ、うち(ヴァージニア)の借金は返済されてるんだ
 
   それの当てつけでうちに課税なんてしないでくれよ 
    
  
   我々ヴァージニアは「自分たちで農業して」稼いでんだよ
 
   お前たちはただ金を転がしたいだけだろ
 
   なんだお前のその「金融政策」とか言う偉そうな冊子は?
 
   ページ多すぎて誰も意味わかんないよ 
  

   私への支持を!この自由の地で
 
   ハミルトンが好きにできなくなるように神に祈りましょう
 
   イギリスがお茶に課税してあんなに怒り狂ったんですから(ボストン茶会事件)
 
   自国のウィスキーに課税なんてしたらどうなるんでしょうねぇ、、、
 
 
 
 

ワシ:ありがとう、ジェファソン国務長官
 
   ハミルトン財務長官

   さぁ君の答弁だ、、、
 
 
 
 
ハム:トマス、いやぁ素晴らしい宣言でしたね
 
   現実へようこそ、我々は本物の国を動かすんですよ
 
   我々と一緒に真剣に考えるか?それとも空想にふけってんのか?
 
   あんたの地元モンティチェロの田舎で好きなことやってたいのか?
 
    
   もし連邦が、州債を肩代わりできれば
 
   新しい信用を発行できる(国債)、財政の利尿剤さ
 
   どうしてそれがわからない?我々が積極的にこれをやれば
 
   この国は飛躍する、なのにあんたは逆に鎮静剤を打ちたいってか
  
 
   奴隷主から「市民のあるべき姿」についての説教か?おいお登りさん
 
   あんたらが借金払えてんのは人件費払ってねぇからだろ
 
   「自分たちで農業して」稼いだ?ほざいてろ
 
   俺たちみんな、本当は誰が農業してんのか知ってんだよ(奴隷)
 
   
   あぁそれともう一つ、’ミスター啓蒙時代’よ
 
   俺に戦争について講釈を垂れんな、お前は戦ってねぇだろ
 
   俺があんたを怖がってるとでも?俺たちは死の塹壕(Trench)を生き抜いたんだぞ
 
   あんたがフランス人(French)に囲まれてお気楽にハイになってた時によ!
 
   
   トマス・ジェファソンは大統領の前ではいつも猫を被ってる
 
   黙って、座って、ゴマスリしかしない(マディソンが咳き込む)
 
   マディソン気が狂ってんのか、とっとと薬飲め!
 
   お前らまじでこの国の借金よりもひどい存在だな
 
   
   おいそこのポンコツ二人
 
   あっち向いて、お辞儀してこっちにケツ向けな
 
   俺の靴がどこにぴったり収まるか見せてやるよ!
 
 
   
(乱闘寸前)
   
 
  
 
ワシ:待て待て待て!!
 
   ジェファソンとマディソン、離れろ!
 
   ハミルトン!離れろ!
 
   議会はしばしの休憩を挟みましょう
 
   ハミルトン!

 
ハム:なんすか?
 
ワシ:ちょっとこっちに来い、、、
 
 
 
マデ:お前には票が入らない!
 
二人:お前には十分な票は入らない!はははっ!
 
 
   議会の承認が必要なのに
 
   お前には票が足りない!
    
 

ジェ:あぁいう勝手に自滅する奴には、俺が焼き入れるまでもないな
 
 
マデ:彼が焼きを入れるのは、、、
 
 
 
 
(議会場の外) 
 
 
ワシ:お前は少し落ち着け
 
 
ハム:すみません、あのヴァージニア人どもは烏合の衆でして
 
 
ワシ:若造よ、私もヴァージニア出身だ。言葉に気をつけろ
 
 
ハム:このまま連邦議会が南部の人質になっていいのですか?
 
 
ワシ:君には票が必要だ
 
 
ハム:いいえ、我々にはこの大胆な施策、この政策が必要です
 
 
ワシ:いいや、君はより多くの人を説得させなくてはいけないんだ
 
 
ハム:ジェイムズ・マディソンは私とは話しません、ラチが開きませんよ
 
 
ワシ:勝利/論破は易く、統治/説得は難いのだ若者よ
 
 
ハム:奴らは折れません
 
 
ワシ:では妥協点を見つけろ 
 
 
ハム:でも奴らに対案なんてない!ただ俺を嫌ってるだけだ! 
 
 
ワシ:では説得させてみろ
 
 
ハム:もし議会の承認が得られなければどうなりますか?
 
 
ワシ:彼らはまず君を除名するだろうな
 
 
ハム:大統領!
 
 
ワシ:なんとかしろアレクサンダー 
 
   お前の司令官からの命令だ(戦争時代の名残)

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