2020年7月5日日曜日

24 - Non-Stop 和訳

革命戦争で勝利を収めたアメリカですが、生まれたばかりの国にはまだまだ課題がたくさん
ハミルトンは銃をペンに持ち替えて、新たな戦いへと挑んでいきます

ミュージカルの第一幕(前半)最後の曲
これまでの曲の盛り合わせのような、前半のクライマックスにふさわしい曲です




バー:戦争の後、私はニューヨークへ戻った

 
ハム:戦争の後、俺はニューヨークへ戻った
 
 
バー:法学の勉強を終えて、弁護士を開業した
 
 
ハム:俺は弁護士を開業した、バーがお隣さんだ
 

バー:たとえ同時に始めたとしても、

   アレクサンダー ・ハミルトンはどんどんとのし上がる
 
   彼の躍進をどう説明すればいいのか?

   あーもうなんて言うかそのー
 
 
 
一同:ノーンストップ! 
 
 
  
ハム:陪審員の皆さん、私はワクワクしています、辛抱してくださいね
 
   我々は歴史を作ろうとしているのですよ!お分かりですか!
 
   これは生まれたばかりのこの国最初の殺人事件の裁判ですよ!(法の支配)

   これは自由の審議でもあるのです!
  
 
   私は虚偽の影に隠れたものを証明するつもりです
 
   こちら私の補佐役の弁護士と、、、
 
 
バー:「相談役」だ、座れハミルトン
    
   我々の依頼人リーヴァイ・ウィークスは無実だ、さぁ最初の証人を呼べ

   君が言うべきなのはそれだけだ 
  

ハム:わかったよ、でもここでもう一つ!!、、、
 
 
バー:どうして君はここで一番賢いと思えるんだ?
  
   どうして君はここで一番賢いと思えるんだ?
   
   どうして君はここで一番賢いと思えるんだ?
 
   そんな態度だとすぐに潰されるぞ
 

   どうして君はもうすぐ時間がなくなるかのように書くんだ?
   
   昼も夜も時間がなくなるかのようにずっと書き続けるんだ?
 
   毎日が戦争のようにずっと書き続けるんだ?
   
   毎日書き続けてるのに、その間もずっと   
   

  
一同:ノーンストップ! 
 
 

ハム:腐敗は誰もが知ってる古い歌のようなものさ
 
   そのハーモニー(腐敗)がアルバニー(NYの州都)以上に酷いところはどこにもない

   この植民地の経済は劇的に失速している
 
   だから政府は私をここに呼んだんだろう

 
  
一同:ノーンストップ! 
 
 
 
ハム:私は弁護士業を始めて、今のところ上手くやってる
 
   世界の不公正を見つけ、私はそれを正してきた
 
   今こそ強力な中央民主政体が必要だ
 
   それが出来ないのなら私はソクラテスにでもなってやろう(毒を飲んで死ぬ) 
  
   ボンクラたちに言葉の石を投げつけてやるんだ
 
 
 
バー:ハミルトンが憲法制定会議へ
 
 
ハム:私は会議の代表に選ばれた  
 
 
バー:ニューヨーク州の年少代表として選ばれた
 
 
ハム:私が言おうとしていることは少し度が過ぎるかもしれませんが、、、
 
 
バー:さぁ自分が考える政体の提案をするんだ
 
 
一同:なんだって?
 
 
バー:彼が考え出した新しい政体の提案だ
 
 
一同:なんだって??
 
 
バー:彼は6時間ぶっ通しで喋った、もう他のみんなはぐったりしてるってのに
 
 
一同:この若造が、、、
 
   もうこいつ誰だよ!  
 
 
 
バー:どうしてお前はいつも信念を正直に話すんだ? 
 
   どうしてお前はいつも信念を正直に話すんだ?
 
   お前の発した全ての発言が
 
   相手の攻撃材料になってしまうんだぞ
 
 
 
一同:どうしてお前はそんなガムシャラに書くんだ? 
 
   昼も夜もずっとそんな狂ったように書くんだ? 
 
   毎日が戦争のようにガムシャラに書き続けるんだ?
 
   お前がやるべきことをやるんだ
   
  
 
 
バー:アレクサンダー ?
 
 
ハム:バー、ちょっといいかい?
 
 
バー:どうした?こんな夜中に
 
 
ハム:君のアドバイスをもらいたくて、いいかな?
 
 
バー:これは法案か?
 
 
ハム:そう、これは俺にとってすごく大切なものだ
 
 
バー:何がしたい?  
 
 
ハム:バー、お前は俺より良い弁護士だ
 
 
バー:OK
  
  
ハム:俺がガヤガヤうるさく言うのを嫌ってるのは知ってる
 
   でも法廷での君は素晴らしい、簡明で説得力がある
 
   俺のクライアントは強力な弁護士が必要だ、それが君だ   
 
 
バー:お前のクライアントって誰だ?
 
 
ハム:新しい合衆国の憲法
 
 
バー:いや何言ってんだよ
 
 
ハム:いや聞いてくれよ
 
 
バー:嫌だね
 
 
ハム:一連のエッセイを匿名で発表する(ザ・フェデラリスト)
  
   大衆に新憲法の弁護をするんだ
  
   
バー:誰も読まないよ
 
 
ハム:いやそうは思わない
 
 
バー:もし失敗したら?
 
 
ハム:バー、これこそが俺たち(アメリカ)に必要なものなんだ
 
 
バー:憲法は穴だらけ
 
 
ハム:じゃあ修正条項を加えよう
 
 
バー:中身は矛盾だらけ
 
 
ハム:それが独立というものだ
 
   なんでもいいからまずは始めよう 
 
 
バー:いや、絶対無理
 
 
ハム:君は間違いを犯しているよ
 
 
バー:おやすみなさい
 
 
ハム:へい!
 
   何を待ってるんだ?
 
   何をもたもたしてるんだ?
 
 
バー:なんだって?
 
 
ハム:俺たちは戦争に勝った、君はそれだけで満足か?
 
   君はこの憲法を支持しないのか?
 
 
バー:もちろん支持するさ
 
 
ハム:じゃあ弁護しろよ 
 
 
バー:もし君が間違った馬に乗っていたとしたらどうする?
 
 
ハム:バー、俺たちのこれまでの勉強、戦争、殺し合いってのは  
  
   今こうして国を建てる時のためにやってきたものだろ?
 
   人生たった一度でいいからお前のプライドのために立ち上がれよ!
   
   なんでお前がいつも端で見てるだけなのか、俺には理解できないよ
    
 
バー:私は自分の本心は胸の中にしまっておくよ(待つんだ、その時が来るまで待つんだ) 
 
   私はじっとここで風がどっちに吹くかを見極めるんだ
   
   私は時間をかけて、この生まれたての国の行方を見るんだ
 
   緊張が増していく様子を、、、
 
 
  
 
 
 
アン:私はロンドンへと旅立つわ
 
   お金を出してくれる紳士に連れてってもらうの
 
   お金持ちの夫を見つけたのよ
 
   ずっと快適に暮らさせてくれる素敵な男性よ 
 
   彼はそんなに面白くはないけれど
 
   あなたほど魅力的に言葉を操る人なんてどうせいないもんね
 
   私のアレクサンダー 
 
 
ハム:アンジェリカ、、、
 
 
アン:手紙、書いてね、、、
 
 
 
イラ:あなたが今どこにいるのか見てよ
 
   あなたがどんな人生を歩んでここまできたのか
 
   あなたが「生きてる」ってことだけで奇跡だわ
  
   それだけで十分なの

   そしてあなたの妻(私)に
 
   あなたの人生の時間を少しでも分けてくれて
 
   そこであなたが安らぎを得られるなら
 
   それだけで十分じゃない?
 
 
 
 
   
 
バー:アレクサンダー はジェイムズ・マディソンとジョン・ジェイと共に
 
   新しい合衆国憲法を弁護する一連のエッセイ『ザ・フェデラリスト』を書いた 
 
 
   最初の計画では全25編を三人で公平に分担する予定だった
 
   最終的に、彼らは6ヶ月で85編を書いた
 
 
   ジョン・ジェイは5編を書いた後に病気になった
 
   ジェイムズ・マディソンは29編を書き
  
   そしてハミルトンは、残りの「51編」を書いた
 
 
   
   どうして君はもうすぐ時間がなくなるかのように書くんだ?
   
   昼も夜も時間がなくなるかのようにずっと書き続けるんだ?
 
   毎日が戦争のようにずっと書き続けるんだ?
   
   時間に追われるように、もう時間がなくなってしまうかのように、、、 
  
 
一同:どうしてお前はまるで明日が来ないかのように書くのか
 
   どうしてお前は生き延びるためのように書くのか
 
   どうしてお前は刹那を生きるように書くのか
 
   刹那を生きるように、もうすぐ死んでしまうかのように、、、
 
  
 
 
 
 
ワシ:彼ら(国民)は私を指導者(初代合衆国大統領)に選んだ 
 
   ベストを尽くすつもりだ
 
   最善の人材を揃えるために
 
   君には(再び)私の右腕になってもらいたい
 
 
ハム:財務省ですか?国務省ですか? 
   
 
ワシ:前途は多難だ
 
 
ハム:財務長官ですか?国務長官ですか?
 
 
ワシ:もう今までの世界とは違うぞ
 
 
ハム:大統領、私が率いるのは財務省と国務省のどちらですか? 
 
 
ワシ:財務省だ
 
 
ハム:やってやりましょう
 
 
 
イラ:アレクサンダー 
 
 
ハム:俺は行かなきゃ
 
 
イラ:アレクサンダー 
 
 
ハム:周りを見ろ、周りを見てみろよ
 
 
   この瞬間に生きているというのはなんて素晴らしいことか
 
 
イラ:どうしたらいいのよ
 
 
ハム:彼らは俺を求めているんだ
 
 
イラ:周りを見て、もうこの生活で十分じゃないの?
 
 
アン:彼は決して満ち足りない、彼は決して満足しない、満足しないの、、、
 
 
  
ワシ:歴史が君を見つめている!!
 
 
イラ:周りを見てよ、これじゃダメなの?
 
 
アン:彼は決して満ち足りないの
 
一同:ノーンストップ
 
 
 
 
  
 
一同:どうしてあなたは歴史に見つめられているかのように戦うの
 
 
  
  
  
ハム:俺はこの弾を無駄にはしないぞ(今に見てろよ) 
  
   俺はこの機会を無駄にはしない(絶対にやってやるんだ)
 
  
一同:アレクサンダー・ハミルトン!(ハミルトン!)
  
 
   今に見てろよ!   
 
  
 
 
 
ハム:俺は絶対にこのチャンスを無駄にはしない!!!
 
 
 
  
 
 
 
 
  
第一幕(前半)終了 

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