革命戦争で勝利を収めたアメリカですが、生まれたばかりの国にはまだまだ課題がたくさん
ハミルトンは銃をペンに持ち替えて、新たな戦いへと挑んでいきます
ミュージカルの第一幕(前半)最後の曲
これまでの曲の盛り合わせのような、前半のクライマックスにふさわしい曲です
バー:戦争の後、私はニューヨークへ戻った
ハム:戦争の後、俺はニューヨークへ戻った
バー:法学の勉強を終えて、弁護士を開業した
ハム:俺は弁護士を開業した、バーがお隣さんだ
バー:たとえ同時に始めたとしても、
アレクサンダー ・ハミルトンはどんどんとのし上がる
彼の躍進をどう説明すればいいのか?
あーもうなんて言うかそのー
一同:ノーンストップ!
ハム:陪審員の皆さん、私はワクワクしています、辛抱してくださいね
我々は歴史を作ろうとしているのですよ!お分かりですか!
これは生まれたばかりのこの国最初の殺人事件の裁判ですよ!(法の支配)
これは自由の審議でもあるのです!
私は虚偽の影に隠れたものを証明するつもりです
こちら私の補佐役の弁護士と、、、
バー:「相談役」だ、座れハミルトン
我々の依頼人リーヴァイ・ウィークスは無実だ、さぁ最初の証人を呼べ
君が言うべきなのはそれだけだ
ハム:わかったよ、でもここでもう一つ!!、、、
バー:どうして君はここで一番賢いと思えるんだ?
どうして君はここで一番賢いと思えるんだ?
どうして君はここで一番賢いと思えるんだ?
そんな態度だとすぐに潰されるぞ
どうして君はもうすぐ時間がなくなるかのように書くんだ?
昼も夜も時間がなくなるかのようにずっと書き続けるんだ?
毎日が戦争のようにずっと書き続けるんだ?
毎日書き続けてるのに、その間もずっと
一同:ノーンストップ!
ハム:腐敗は誰もが知ってる古い歌のようなものさ
そのハーモニー(腐敗)がアルバニー(NYの州都)以上に酷いところはどこにもない
この植民地の経済は劇的に失速している
だから政府は私をここに呼んだんだろう
一同:ノーンストップ!
ハム:私は弁護士業を始めて、今のところ上手くやってる
世界の不公正を見つけ、私はそれを正してきた
今こそ強力な中央民主政体が必要だ
それが出来ないのなら私はソクラテスにでもなってやろう(毒を飲んで死ぬ)
ボンクラたちに言葉の石を投げつけてやるんだ
バー:ハミルトンが憲法制定会議へ
ハム:私は会議の代表に選ばれた
バー:ニューヨーク州の年少代表として選ばれた
ハム:私が言おうとしていることは少し度が過ぎるかもしれませんが、、、
バー:さぁ自分が考える政体の提案をするんだ
一同:なんだって?
バー:彼が考え出した新しい政体の提案だ
一同:なんだって??
バー:彼は6時間ぶっ通しで喋った、もう他のみんなはぐったりしてるってのに
一同:この若造が、、、
もうこいつ誰だよ!
バー:どうしてお前はいつも信念を正直に話すんだ?
どうしてお前はいつも信念を正直に話すんだ?
お前の発した全ての発言が
相手の攻撃材料になってしまうんだぞ
一同:どうしてお前はそんなガムシャラに書くんだ?
昼も夜もずっとそんな狂ったように書くんだ?
毎日が戦争のようにガムシャラに書き続けるんだ?
お前がやるべきことをやるんだ
バー:アレクサンダー ?
ハム:バー、ちょっといいかい?
バー:どうした?こんな夜中に
ハム:君のアドバイスをもらいたくて、いいかな?
バー:これは法案か?
ハム:そう、これは俺にとってすごく大切なものだ
バー:何がしたい?
ハム:バー、お前は俺より良い弁護士だ
バー:OK
ハム:俺がガヤガヤうるさく言うのを嫌ってるのは知ってる
でも法廷での君は素晴らしい、簡明で説得力がある
俺のクライアントは強力な弁護士が必要だ、それが君だ
バー:お前のクライアントって誰だ?
ハム:新しい合衆国の憲法
バー:いや何言ってんだよ
ハム:いや聞いてくれよ
バー:嫌だね
ハム:一連のエッセイを匿名で発表する(ザ・フェデラリスト)
大衆に新憲法の弁護をするんだ
バー:誰も読まないよ
ハム:いやそうは思わない
バー:もし失敗したら?
ハム:バー、これこそが俺たち(アメリカ)に必要なものなんだ
バー:憲法は穴だらけ
ハム:じゃあ修正条項を加えよう
バー:中身は矛盾だらけ
ハム:それが独立というものだ
なんでもいいからまずは始めよう
バー:いや、絶対無理
ハム:君は間違いを犯しているよ
バー:おやすみなさい
ハム:へい!
何を待ってるんだ?
何をもたもたしてるんだ?
バー:なんだって?
ハム:俺たちは戦争に勝った、君はそれだけで満足か?
君はこの憲法を支持しないのか?
バー:もちろん支持するさ
ハム:じゃあ弁護しろよ
バー:もし君が間違った馬に乗っていたとしたらどうする?
ハム:バー、俺たちのこれまでの勉強、戦争、殺し合いってのは
今こうして国を建てる時のためにやってきたものだろ?
人生たった一度でいいからお前のプライドのために立ち上がれよ!
なんでお前がいつも端で見てるだけなのか、俺には理解できないよ
バー:私は自分の本心は胸の中にしまっておくよ(待つんだ、その時が来るまで待つんだ)
私はじっとここで風がどっちに吹くかを見極めるんだ
私は時間をかけて、この生まれたての国の行方を見るんだ
緊張が増していく様子を、、、
アン:私はロンドンへと旅立つわ
お金を出してくれる紳士に連れてってもらうの
お金持ちの夫を見つけたのよ
ずっと快適に暮らさせてくれる素敵な男性よ
彼はそんなに面白くはないけれど
あなたほど魅力的に言葉を操る人なんてどうせいないもんね
私のアレクサンダー
ハム:アンジェリカ、、、
アン:手紙、書いてね、、、
イラ:あなたが今どこにいるのか見てよ
あなたがどんな人生を歩んでここまできたのか
あなたが「生きてる」ってことだけで奇跡だわ
それだけで十分なの
そしてあなたの妻(私)に
あなたの人生の時間を少しでも分けてくれて
そこであなたが安らぎを得られるなら
それだけで十分じゃない?
バー:アレクサンダー はジェイムズ・マディソンとジョン・ジェイと共に
新しい合衆国憲法を弁護する一連のエッセイ『ザ・フェデラリスト』を書いた
最初の計画では全25編を三人で公平に分担する予定だった
最終的に、彼らは6ヶ月で85編を書いた
ジョン・ジェイは5編を書いた後に病気になった
ジェイムズ・マディソンは29編を書き
そしてハミルトンは、残りの「51編」を書いた
どうして君はもうすぐ時間がなくなるかのように書くんだ?
昼も夜も時間がなくなるかのようにずっと書き続けるんだ?
毎日が戦争のようにずっと書き続けるんだ?
時間に追われるように、もう時間がなくなってしまうかのように、、、
一同:どうしてお前はまるで明日が来ないかのように書くのか
どうしてお前は生き延びるためのように書くのか
どうしてお前は刹那を生きるように書くのか
刹那を生きるように、もうすぐ死んでしまうかのように、、、
ワシ:彼ら(国民)は私を指導者(初代合衆国大統領)に選んだ
ベストを尽くすつもりだ
最善の人材を揃えるために
君には(再び)私の右腕になってもらいたい
ハム:財務省ですか?国務省ですか?
ワシ:前途は多難だ
ハム:財務長官ですか?国務長官ですか?
ワシ:もう今までの世界とは違うぞ
ハム:大統領、私が率いるのは財務省と国務省のどちらですか?
ワシ:財務省だ
ハム:やってやりましょう
イラ:アレクサンダー
ハム:俺は行かなきゃ
イラ:アレクサンダー
ハム:周りを見ろ、周りを見てみろよ
この瞬間に生きているというのはなんて素晴らしいことか
イラ:どうしたらいいのよ
ハム:彼らは俺を求めているんだ
イラ:周りを見て、もうこの生活で十分じゃないの?
アン:彼は決して満ち足りない、彼は決して満足しない、満足しないの、、、
ワシ:歴史が君を見つめている!!
イラ:周りを見てよ、これじゃダメなの?
アン:彼は決して満ち足りないの
一同:ノーンストップ
一同:どうしてあなたは歴史に見つめられているかのように戦うの
ハム:俺はこの弾を無駄にはしないぞ(今に見てろよ)
俺はこの機会を無駄にはしない(絶対にやってやるんだ)
一同:アレクサンダー・ハミルトン!(ハミルトン!)
今に見てろよ!
ハム:俺は絶対にこのチャンスを無駄にはしない!!!
第一幕(前半)終了
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