故郷の人々の思いを背負い、独立革命前夜のニューヨークにやって来た19歳のハミルトン
そこで彼は、当時神童と呼ばれたアーロン・バーを探し、新天地でコネを作ろうとします
バーに連れられ入った酒場には、のちに革命で共に戦う戦友たち
イギリス軍の服の仕立て屋であり革命軍のスパイであるマリガン、奴隷解放を夢見るローレンス、そしてアメリカの自由への革命に参加するためにアメリカに来たフランス人のラファイエットがいました
1776年
ニューヨークシティ
ハミルトン(以下ハム):すみません、アーロン・バーさんですか(Burr, sir)?
バー:さぁどうかな、お前は誰だ?
ハム:あっごめんなさい、そうですよね(sure, sir)。私はアレクサンダー・ハミルトンです
何かお手伝いできることはありませんでしょうか?ずっとあなたを探してました
バー:なんなんだお前?
ハム:あなたのお名前をプリンストン大学でお聞きしまして、
あなたのように飛び級をしたいと申し出たのですが
あなたの友達の一人に断られました
ヤツをぶん殴っとけばよかったかもしれません
顔面に一発をです(blur, sir)
会計の担当とか言ってたあいつを
バー:会計係(bursar)を?
ハム:はい、私はあなたのように2年で卒業して、早く革命に参加したい
彼は私をバカだと思っていたみたいですけど、私はバカじゃない
それであなたはどうやったのですか?
どうやってそんな早く卒業したのですか?
バー:それは俺の両親の亡くなる直前の遺言だったからさ
ハム:あなたも孤児?そうだったんですか!私も孤児です!
あぁ戦争さえ起きてくれれば!私たちが有能であることを証明できるのに
バー:一杯おごろうか?
ハム:おぉいいですね!
バー:じゃ今のうちに少し注意事項な
「あまり口を挟むな」
ハム:え?
バー:「ニコニコしてるんだ」
ハム:ははっ
バー:彼らにお前の政治的な賛成とか反対とかを悟られるんじゃないぞ
ハム:ご冗談でしょう?
バー:さぁ、行きたいのか?
ハム:はい
バー:口が軽いやつは簡単に死ぬからな
〜酒場にて〜
ローレンス(以下ロー):ヨーヨー今は何の時間だい!?
一同:ショーターーイム!
*ニューヨーク名物、地下鉄パフォーマーの掛け声とかけて
バー:私が言ってるように、。。。
ロー:ショータイムだショータイム!ヨー!
俺ジョン・ローレンス様がおでました!
2パイントのサム・アダムス(ビール)飲んでも3時には働いてる!
赤服の野郎ども(イギリス人)は面白くねぇだろうなぁ
俺が自由のためにあのCopどもをバッチバチにぶちのめしてやるからな!
*当時のアメリカ植民地人達が自由のために英国軍人(Cop)を倒すと
現在のマイノリティ達がラップを使って警察(Cop)に立ち向かうのダブルミーニング
ラファイエット(以下ラフ):おぉ我が友よ、私はラファイエット(フランス語で)
革命のランスロット降臨、遠方よりきたぜ、こんばんは(彼はアメリカ独立を助けにきたフランス人)
それからイギリス国王にも伝えようか「ぶちのめしてやるよ」って
誰がイケてるかって?
俺に決まってんじゃん
マリガン(以下マリ):ブラァッブラァッ!俺がハキュリース・マリガン
何でもお任せ、すぐに気にいるぜ
お前のお袋が「イクー!」って言ったのも聞いたぜ
*マリガンは人気のスーツの仕立て屋としての裏で、密偵としてスパイ活動をしていた
お前の娘に俺のお馬さんがこんにちは
四枚重ねのコルセット越しってのはちょっと厳しいけどな
ロー:あーもうセックスの話はなし!もう一杯行こうぜ!
みんなで乾杯しようぜ
一同:革命に向かって!!
ロー:おぉ、ありゃプリンストンの神童とか言うヤツじゃねぇか
マリ:アーロン・バー!
ロー:おい、なんか一発かましてみろよ
(お高くとまってるバーを挑発)
バー:君達の言ってることへの幸運を祈るよ
私はここに座ってどれだけ唾が飛ぶか見てるからさ
ロー:バー、革命はもうそこまで来てるってのに、お前は何をまだ待ってるんだよ?
ハム:もしあなたに立ち上がる勇気がないのなら、バー、一体あなたは何のために生きているんだ?
一同:おいお前誰だ?誰だ?誰なんだよ?
このガキは誰だ?一体何をし出すんだ?...
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