医師から処方された薬の中毒になって21歳で亡くなったマックルモアの親友に捧げた曲。アメリカで問題になっている大きくなりすぎた製薬会社とそれに関わる政治の腐敗についても言及
[Verse 1]
痛みが手に取るようにわかるよ、胸にぽっかり穴が空いちまったみたいだ
葬式に参列して棺桶を見たよ
21歳のあの天使は逝っちまった
あいつの翼はたった80ミリグラムのオキシコドンに折られた
毎日鼻から吸ってたんだって
どうやって止めるかわからなくて、どのタイミングでも止められなかった
机の上で粉を線状にして、大きめの缶ビール何本かと一緒に(*アルコールはアッパー系のドラッグの効果を上げる)
いつ神様からお呼びがかかる(死ぬ)かわからなかったんだよな
あぁ尊い俺の大切な人生の一部よ
5時半に分かれたばっかだったのに、次見たときには棺桶で運ばれてた
なんであの時に分かれたんだよ!って
自分を責めた、ヒステリックになって叫んだよ「こんなの不公平だ!」って
21歳、溢れるほどの歌詞が頭に詰まってた、いつか世界中に言葉を届けるはずだったのに
ラップは彼の痛みを忘れさせる唯一のものだった、鼻に残るアレを除いては
明日やめるはずだった、みんな同じだよな
週末は我慢したよ、月曜日だって頑張った
でも水曜日にやっちまった、「あぁ俺はダメなやつだ」って自分に失望して
そしてまた他の薬のシールを剥がすかもしれない、ボトルを一気飲みするかもしれない
(即効性のある)錠剤を飲んでその場しのぎをするかもしれない
この世界から出してくれ!この苦しみから逃れたいよ!
こんな自分が大嫌いだ
どんな祈りだってこの痛みから救ってくれない
[Hook]
ドクターお願い、俺を美しいアメリカンドリーム漬けにさせてくれ(薬漬けにかけて)
ペンを置いて俺の目を見てくれ
今待合室にいるよ、でもなんかおかしいよ
あなた達次第なんだ、俺らみんな薬漬けじゃないか
[Verse 2]
俺もケヴィンもそうだった
彼は刑務所にいたようなもんだ、施設は腐敗してるから
俺たちの人生はロシアンルーレットみたいなもんだ
ただ満足な生活を送りたいだけなのに
だって人間ってのは「生きること」への恐怖をなるべく減らしたいと思うもんなんだから
そして今俺のかわいいブラザーは天国にいるんだ
医師が処方したあの薬のせいで
そのドラッグディーリングは数十億ドル規模のビジネスになってて
違法ドラッグを取り締まってる警察はこのことには全く目を向けようとしない
なんでってそう、あのオレンジ色の袋に入った白いキャップのそれ(薬)は大金を生むから(*大きな製薬会社はロビー活動で政治を動かせる)
医者は俺たちの病気を治す答えを知ってるからって
すぐに効果が出る薬を出してその後どうなるかは知ったこっちゃない、俺たちは真実から遠ざけられてる
なぜなら「免許」を持った医者が神になったつもりでいるから
あいつらが神様であるかのように振舞っているから
俺は責めない
ケヴィンと彼を身ごもってた時にコカインを吸ってた彼のママを
俺は製薬会社にこそ言いたいことがあるんだ
そしてあいつらがバラまいてるもののケツ拭いに数兆ドルも費やしているこの国にも
政治家、ビジネス、刑務所
公選弁護士に裁判官の腐った野郎ども
ケヴィンを見ろ!ケヴィンを見てみろ!!
プラスチックに包まれてる彼を!
彼の「最初」は母親の薬入れから始まったんだ!
「不安なのか、ならザナックスをあげよう」
「集中したいならアデラル」「安眠したいならアンビアン」
彼がマネキンみたい(無感情で無表情)になって街をふら付くまで処方し続けるんだ
彼の陽気も鬱もすべて医者によって操られてるんだ
なぁアメリカ!それで本当にいいのかって聞いてんだよ!!
[Hook]
ドクターお願い、俺を美しいアメリカンドリーム漬けにさせてくれ(薬漬けにかけて)
ペンを置いて俺の目を見てくれ
今待合室にいるよ、でもなんかおかしいよ
あなた達次第なんだ、俺らみんな薬漬けじゃないか
[Outro]
ドクターよ、あなたの薬や治療法ってのは
俺を殺してからじゃないとできないのかい
(患者を救うはずの)お前が殺してるんだ、お前が殺している
お前が俺を殺してるんだ
お前が俺を殺している
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