2020年7月5日日曜日

03 - My Shot 和訳

ハミルトンは酒場で、生涯の友となるラファイエット、ローレンス、マリガンと意気投合します
イギリスからの独立は今だと発破をかけるハミルトン
彼の弁舌と強い熱意に、彼らは魅了されていきます




俺はこの弾を無駄にはしないぞ

俺はこの機会を無駄にはしない

俺はこの国のように若くてやんちゃで野心的だ

俺は絶対にこのチャンスを無駄にはしない!



俺はキングスカレッジ(コロンビア大学)から奨学金をもらうんだ

言いふらすべきじゃないかもしれないけど、スゲェだろ

ただ問題は俺は頭が良すぎて知識が溜まりまくっちまうことなんだな

俺の一言一言に頭の良さが出ちまうんだ



俺は荒削りのダイヤモンド、輝く一片の石炭

目標達成のため、この弁舌をフル稼働、誰にも止められないぜ

まだ19歳だけど、俺の精神はずっと成熟してる

ニューヨークのストリートの(人々の)冷たさは厳しいけど

全ての重荷、全ての不利な状況を打開してきた

自慢の銃はまだ持ってないし、毎日腹空かせて歩いてるようなザマだけど

でも計画では、もうすぐこの炎をでっかくさせてやるんだ

暗くなってきたら一文字ずつ綴っていく、俺の名前は

A L E X A N D そして E R、これを、覚えときな!



植民地はもう自立してるってのに、

イギリスはずーっと俺らの上に居座ってやがる

そして容赦なく、税金を課してくる

国王ジョージ3世はこっちには見向きもせずに金を遣いまくってる

あいつは決して俺たちを自由にしようとはしない

だから今世紀中に革命は起きる!

みんな俺に続いてくれ!


一同:彼はついでに言う


歴史の本に俺の名前が出ても驚くなよ

俺は俺たちの自由のために命を張る覚悟がある

だからお前らみんな俺がのし上がって行くのを目の当たりにするだろうよ!




俺はこの弾を無駄にはしないぞ

俺はこの機会を無駄にはしない

俺はこの国のように若くてやんちゃで野心的だ

俺は絶対にこのチャンスを無駄にはしない!




ラフ:俺は君主なき人生を夢見てる

   フランスでの騒乱(フランス革命前夜)はいつかOnarchyになるぞ

   Onarchy? なんていうの?あれ、あぁAnarchy(無政府状態)だ!

   俺が参加したら相手側はパニックになっちまうぜ、俺の...


一同:一撃で!


マリ:俺は仕立て屋の徒弟、お前ら青二才どもの面倒を見てやるよ

   革命に参加するのは、これが俺の人生の出世の大チャンスだから

   ズボン縫ってるだけの人生とはオサラバだ、俺はかけるぜこの...


一同:一撃に!!


ロー:でも俺たちが本当の意味で自由になるってのは

   全ての束縛されている人々(奴隷)にもこの自由が保障される時だ

   お前らも俺も、やるか死ぬかだ

   待ちきれないぜ、初の黒人騎馬隊を結成してぶち込むんだ、この...


一同:一撃を!!!


バー:おいおい天才君達、ちょっと落ち着けよ

   トラブルを避ければもっと選択肢が増えるんだぞ

   俺はお前らの味方だ、でも状況は複雑なんだ

   もっと慎重にならなきゃ、ペラペラしゃべりすぎると食らっちまうぞその...

   一撃を


ハミ:バー、俺たちが得たものを見てくれよ

   ラファイエットはランスロットのように強固

   (マリガン)あんたのパンツイカしてんな

   ローレンス俺あんた大好きだ

   さぁ闇鍋よりも真っ黒な陰謀を立てようぜ

   あぁ俺ら全員がこの同じ場所に集まったなんて、なんて神の恩恵だろうか!

   常識外れのことをしよう!何でもいいから案を出そうぜ!

   革命的な奴隷解放論者?知らねぇけど

   俺に持ち場をくれ!弾薬はどこにあるっ!!!?


   あっちょっと声がデカすぎたかな?

   俺はたまに興奮しすぎると、ペラペラ喋っちゃうからな

   俺絶対にお前たちの誇りになることを約束するからな



ロー:おいこの男を先頭にしようぜ!
   


俺はこの弾を無駄にはしないぞ

俺はこの機会を無駄にはしない

俺はこの国のように若くてやんちゃで野心的だ

俺は絶対にこのチャンスを無駄にはしない!




ロー:みんな歌おうぜ!

一同:ウォーウォーウォー!さぁ響かせよう!

ロー:天井ぶち上げるまで!

   立ち上がれ!跪いて生きる人生を終わらせたいなら

   立ち上がれ!お前らの兄弟に伝えるんだ

   立ち上がれ!お前らの姉妹に伝えるんだ

   立ち上がれ!!

   
一同:植民地が立ち上がるのはいつだ?

   植民地が立ち上がるのはいつだ?

   植民地が立ち上がるのはいつだ?

   植民地が立ち上がるのはいつだ?

   立ち上がるその時は?




俺にとって「死」は自分の思い出のようなものに感じる

それはいつ俺を捉えるんだ?

寝ている間?それとも7フィート先で?(ハミルトンの最期の予言)

もしそれが迫っているのを知ったら逃げる?それともただ流れに任せる?

それはメロディのないビートのような(突然な)ものなんだろうか?


なぁ俺は20歳を超えて生きるとは夢にも思わなかったよ

俺の生まれ故郷では、みんなその半分で死んでたから

だからなんで俺らがこんなに生き急いで、全力で今を笑おうとするのか不思議なら聞いてくれ

これで最後の一杯にしよう、もう準備万端だから


いいか

これは一瞬のブームじゃない、大きな胎動なんだ

自分の存在を証明する野心を持った兄弟たちの辿り着く場所

敵が立ちはだかる、俺たちは正直な態度をぶつけるんだ

モーゼのように、約束の地に向かって(旧約聖書)

そして

独立を勝ち取るということは

それは子孫のための自由を保障するという意味なのか?

それともこの流血の争いの始まりということになるのか?

被告人なき無限の復讐と、死の連鎖というものの(現在のアメリカのジレンマ。自由のための戦いの代償)


俺は知ってる、路上で大暴れするのは気分がいいことを

でも神様、俺は戦って血だらけになるよりも、読んで書いて賢くなることを選んだよ

だっていざ国になったときには財政を考えなきゃいけないから

俺たちは「州による国」なのか?じゃあ「国における州」とはなんだ?(現在も続くアメリカのジレンマ)


俺は辛抱強く待ってるんだ!

全ての期待や批判する人たちをアッと言わせてやるその時を、

だってあらゆる試みが創造的で前代未聞だから

今ならどんな残虐で悲しい出来事に直面しても笑ってられる

だって生まれて初めて明日の先のこと(未来)を考えることができているのだから!


そして俺は

俺はこの弾を無駄にはしないぞ

俺はこの機会を無駄にはしない

俺はこの国のように若くてやんちゃで野心的だ

俺は絶対にこのチャンスを無駄にはしない!

俺たちは立ち上がるんだ!今こそこの弾を撃つ時だ!

俺たちは立ち上がるんだ!今こそこの弾を撃つ時だ!

俺たちは立ち上がるんだ!立ち上がれ!いまがその時だ!

俺たちは立ち上がるんだ!立ち上がれ!いまがその時だ!

俺たちは立ち上がるんだ!いまがその時だ!

いまがその時だ!

武器を取れ!

立ち上がれ!

俺は絶対に

無駄にはしない

俺は絶対にこの一撃を無駄にはしない!

02 - Aaron Burr, Sir 和訳

故郷の人々の思いを背負い、独立革命前夜のニューヨークにやって来た19歳のハミルトン
そこで彼は、当時神童と呼ばれたアーロン・バーを探し、新天地でコネを作ろうとします

バーに連れられ入った酒場には、のちに革命で共に戦う戦友たち
イギリス軍の服の仕立て屋であり革命軍のスパイであるマリガン、奴隷解放を夢見るローレンス、そしてアメリカの自由への革命に参加するためにアメリカに来たフランス人のラファイエットがいました




1776年

ニューヨークシティ



ハミルトン(以下ハム):すみません、アーロン・バーさんですか(Burr, sir)?


バー:さぁどうかな、お前は誰だ?


ハム:あっごめんなさい、そうですよね(sure, sir)。私はアレクサンダー・ハミルトンです

   何かお手伝いできることはありませんでしょうか?ずっとあなたを探してました


バー:なんなんだお前?


ハム:あなたのお名前をプリンストン大学でお聞きしまして、

   あなたのように飛び級をしたいと申し出たのですが

   あなたの友達の一人に断られました

   ヤツをぶん殴っとけばよかったかもしれません

   顔面に一発をです(blur, sir)

   会計の担当とか言ってたあいつを


バー:会計係(bursar)を?


ハム:はい、私はあなたのように2年で卒業して、早く革命に参加したい

   彼は私をバカだと思っていたみたいですけど、私はバカじゃない

   それであなたはどうやったのですか?

   どうやってそんな早く卒業したのですか?


バー:それは俺の両親の亡くなる直前の遺言だったからさ


ハム:あなたも孤児?そうだったんですか!私も孤児です!

   あぁ戦争さえ起きてくれれば!私たちが有能であることを証明できるのに


バー:一杯おごろうか?


ハム:おぉいいですね!


バー:じゃ今のうちに少し注意事項な

   「あまり口を挟むな」


ハム:え?


バー:「ニコニコしてるんだ」


ハム:ははっ


バー:彼らにお前の政治的な賛成とか反対とかを悟られるんじゃないぞ


ハム:ご冗談でしょう?


バー:さぁ、行きたいのか?


ハム:はい


バー:口が軽いやつは簡単に死ぬからな



〜酒場にて〜

ローレンス(以下ロー):ヨーヨー今は何の時間だい!?


一同:ショーターーイム!
*ニューヨーク名物、地下鉄パフォーマーの掛け声とかけて


バー:私が言ってるように、。。。


ロー:ショータイムだショータイム!ヨー!

   俺ジョン・ローレンス様がおでました!
      
   2パイントのサム・アダムス(ビール)飲んでも3時には働いてる!

   赤服の野郎ども(イギリス人)は面白くねぇだろうなぁ

   俺が自由のためにあのCopどもをバッチバチにぶちのめしてやるからな!
   *当時のアメリカ植民地人達が自由のために英国軍人(Cop)を倒すと
   現在のマイノリティ達がラップを使って警察(Cop)に立ち向かうのダブルミーニング



ラファイエット(以下ラフ):おぉ我が友よ、私はラファイエット(フランス語で)

 革命のランスロット降臨、遠方よりきたぜ、こんばんは(彼はアメリカ独立を助けにきたフランス人)

 それからイギリス国王にも伝えようか「ぶちのめしてやるよ」って

 誰がイケてるかって?

 俺に決まってんじゃん



マリガン(以下マリ):ブラァッブラァッ!俺がハキュリース・マリガン

 何でもお任せ、すぐに気にいるぜ

 お前のお袋が「イクー!」って言ったのも聞いたぜ
 *マリガンは人気のスーツの仕立て屋としての裏で、密偵としてスパイ活動をしていた

 お前の娘に俺のお馬さんがこんにちは

   四枚重ねのコルセット越しってのはちょっと厳しいけどな


ロー:あーもうセックスの話はなし!もう一杯行こうぜ!

   みんなで乾杯しようぜ


一同:革命に向かって!!


ロー:おぉ、ありゃプリンストンの神童とか言うヤツじゃねぇか


マリ:アーロン・バー!


ロー:おい、なんか一発かましてみろよ
   (お高くとまってるバーを挑発)


バー:君達の言ってることへの幸運を祈るよ

   私はここに座ってどれだけ唾が飛ぶか見てるからさ


ロー:バー、革命はもうそこまで来てるってのに、お前は何をまだ待ってるんだよ?



ハム:もしあなたに立ち上がる勇気がないのなら、バー、一体あなたは何のために生きているんだ?



一同:おいお前誰だ?誰だ?誰なんだよ?

   このガキは誰だ?一体何をし出すんだ?...

01 - Alexander Hamilton 和訳

このミュージカルの一曲目
ハミルトンの生涯の宿敵でありこのミュージカルの語部となるアローン・バーを中心に、ハミルトンがアメリカにやって来るまでの人生が語られます






どうして庶子で、孤児で、尻軽女とスコットランド人の野郎の息子で

神の思し召しでカリブ海の忘れられた島に捨てられたようなやつ
  
貧しく、惨めで、汚らしいやつが

学識ある英雄になんてなれたのだろうか



10ドル紙幣の顔、父を持たぬ建国の父

それはとてつもなく長い道のりだったけど、

一生懸命に働いて、

どんどん知識を吸収して

なんとか自立して

弱冠14歳で

彼らに(奴隷)貿易の責任者に任命されるまでになった



毎日奴隷たちが残虐に痛めつけられこき使われて

また新しい奴隷が海の向こう(アメリカ本土)運ばれて行くのを見て

彼は悩み、苦しんだ

心の中では彼は何かの一部になりたかった

物乞いし、盗み、借りて、取引するような仲間達のように



ハリケーンがやってきて、破滅が降り注いだ

彼は自らの未来が瞬く間にこぼれ落ちていくのを目の当たりにした

そして鉛筆をこめかみに押し当て、頭脳と連動させ

彼の痛みの証言として初めての旋律を奏でた(新聞にハリケーンの惨劇を伝える詩を投稿した)



周りの皆は言った

「このガキはすごいやつだ!

みんなで金を集めて、こいつを本土に送ってやろう!

そこできちんと教育を受けるんだ、でもどこから来たのかは忘れるなよ

世界がお前の名を知ることになる」

その名は



アレクサンダー・ハミルトン

俺の名はアレクサンダー・ハミルトン

まだ何百万ものやるべきことがある。

今に見てろよ、絶対にやってやるんだ



彼が10歳の時に父親が蒸発、しかも負債を残して

その2年後にはアレックスと母は病気で寝たきりになってしまった

重篤だった

病気の悪臭立ち込める中で

アレックスはよくなったけど、母はすぐに逝ってしまった



その後彼は従兄弟のところに移り住んだが、その従兄弟は間も無く自殺した

その時の彼にはズタズタになったプライド以外に何も残るものはなかった

心の中の声が叫ぶ

「アレックス!お前は自ら身を立てるしかない!」

そして彼は手に取れる本を全て読み漁った



きっと凡人なら何も残されていなかっただろう

野垂れ死ぬか、びた一文も残せない惨めな人生を送っただろう

でも彼は働き始めた

彼の亡き母の雇用主の貿易事務員として

扱ったのは砂糖、サトウキビ、ラム酒、全て彼には手の届かないようなもの


手に入ったあらゆる本を読み倒して

未来を描いた。見ろ彼は今完全に独立した

船首は向いている、その新たなる地へ

『ニューヨークでお前は新しい男になれる』



ニューヨークでお前は新しい男になれる 「今に見てろよ」

ニューヨークでお前は新しい男になれる! 「今に見てろよ」

ニューヨークでお前は新しい男になれる!! 「今に見てろよ」

ニューヨーク!!今に見てろよ!!!



アレクサンダー・ハミルトン

我々は汝に翼を授けよう

決して挫けるな

そしてもう決してゆっくりしてる時間なんてないんだ


アレクサンダー・ハミルトン

アメリカがお前のために歌うとき

彼らはお前が乗り越えたものを知るのか?

彼らはお前が歴史を塗り替えたことを知るのだろうか?

もう世界は前と同じではないのだ



船が港に着いた、彼を見つけられるか

他の移民たちも船底(社会の底辺)から続々と(夢を持って)出てくる

彼(ハミルトン)の敵達が彼の名声を奪って、アメリカは彼を忘れ去った



俺たちは彼と戦った/喧嘩した(ラファイエット、マリガン&ジェファソン、マディソン)
*劇中前半でハミルトンとともに独立戦争を戦うこのラファイエットとマリガンを演じる役者達は、
   劇中後半でハミルトンと政治的に対立するジェファソンとマディソンを演じる。ダブルミーニング



俺は彼のために死んだ(ローレンス&フィリップ)
*劇中前半で独立戦争で戦死するハミルトンの戦友ローレンスを演じる役者は、
   劇中後半でハミルトンの名誉のための決闘で命を落とす息子のフィリップを演じる。ダブルミーニング


俺は彼を信用した(初代大統領ジョージ・ワシントン)


私は彼を愛した(スカイラー三姉妹)
*三姉妹の次女イライザはハミルトンの妻となる
   三姉妹の長女アンジェリカは、ハミルトンに恋心を抱くも、妹のために身を引く
   三姉妹の三女ペギーを演じる役者は、劇中後半でハミルトンの愛人マリアを演じる



そして俺は(アーロン・バー)

俺は彼を撃ち殺した大馬鹿野郎だ



まだ何百万もの成し遂げるべきことがある、今に見てろよ

お前の名前は


アレクサンダー・ハミルトン