2020年7月7日火曜日

27 - Take A Break 和訳

仕事に行き詰まるアレクサンダーへ妻のイライザは、気分転換にニューヨークの都会を離れて、
久々にロンドンから来るアンジェリカの帰国に合わせて、自然あふれるNY州北部に住む父を尋ねに行こうと提案します
 
ハミルトンの息子フィリップを演じるのは、前半ハミルトンの盟友ローレンスを演じた俳優です




イラ:アン(1)、ドゥ(2)、トロワ(3)、キャトル(4)、サンク(5)、スィス(6)、セットゥ(7)、ユィットゥ(8)、ヌフ(9)
 
 
フィリップ(以下フィ):1、2、3、4、5、6、7、8、9、、、
  
 
イラ:いいわね、その調子よ!、、、
  

イラ&フィ:1、2、3、4、5、6、7、8、9! 
 
 
 
 
 
 
ハム:親愛なる、アンジェリカへ
 
   『明日、明日、また明日と、時は小きざみな足取りで一日一日を刻んでいます』(シェークスピアの「マクベス」の引用)
 
   あなただったらこの引用もわかるでしょう、私ではないスコットランド人の描いた悲劇からです    
 
   私はマクベスだと思われてる、私の野心は愚かなものであると
 
   私はうざったくて鬱陶しい、博識者だと    
    
   マディソンはバンクォ、ジェファソンはマクダフ(ともに「マクベス」の登場人物)
 
   そして連邦議会はダンシネインに向かう途中のバーナムの森のようだ
 

 
  
ハム:そして今、君/あなたは海の向こう 
アン   
   なんで海の向こうにいなければいけない?
  
   この考えを落ち着かせたいのに
 
   かと思うと俺/私はまた手紙を書いている
 
   俺/私のこの想いはどうやっても抑えきれない、、、  
 

 
 
イラ:休憩したら?
 
 
ハム:いや、まだ途中なんだ
 
 
イラ:夕食前にちょっとしたサプライズがあるの、早く降りてきて!
 
 
ハム:あぁもうちょっとしたら行くよ、俺の分も残しといてな
 
 
イラ:アレクサンダー !
 
 
ハム:わかったわかった! 
 
 
イラ:あなたの息子は今日9歳になったのよ!
 
   あの子あなたに見せたいものがあるんですって
 
   1日中練習してたのよ!
 
   フィリップ!ほら見せてあげて!

 
 
フィ:パパ、パパ、行くぜぃ!
 
   俺はフィリップ、俺は詩人だ
 
   詩を、描いたから披露するぜ! 
 
   俺は、9歳になった、
 
   お前に俺ほどの固い韻は踏めないぜ!
 
 
ハム:おぉ!!
 
 
フィ:フランス語の勉強に、ママとピアノの練習!
 
   妹はいるけど、俺は弟が欲しいな!
 
   俺のパパはアメリカの銀行を造るんだ! 
 
   アン(1)、ドゥ(2)、トロワ(3)、キャトル(4)、サンク(5)!!!!
 
  
ハム:ブラボー!!!!
 
 
 
イラ:はいちょっと休憩ね!
 
 
ハム:なぁ俺たちの子供はなんてすごいんだ 
 
 
イラ:暑くなってきたし、アップステイト(NY北部の避暑地)に行かない?
 
      
ハム:イライザ、俺には忙しすぎてそんな余裕ないよ 
 
 
イラ:お父さんの家に泊まればいいじゃない!確か湖があったわよね

 
ハム:うん、そうだったね
 
 
イラ:すぐ近くの公園の中に
 
 
ハム:行きたいんだけどねぇ
 
 
イラ:あなたと私で行きましょうよ、夜/闇が深くなる前に(これからの未来の暗示)、、、    
  
 
ハム:行けるように頑張るよ
 
 
 
 
 
 
 
アン:親愛なるアレクサンダーへ、
 
   あなたはジェファソンとうまくやるべきよ 
 
   きちんと話して妥協点を見つけるのよ、ちゃんと折り合いがつくまで辛抱強く
 
   あなたの親愛なる義姉、アンジェリカはあなたに思い出させてあげるわ
 
   この広い海の向こうに、あなたの味方がいるってことをね
 
      
   2週間前に受け取った手紙に
 
   「 , 」が句の途中に打たれてることに気づいたわ
 
   ものすごく意味を感じたわ、あなたこれわざとやったの?
   
   このたった一文が、私をずっとヤキモキさせているの  
 
 

 
ハム:普通はMy dearest Angelica,(よくある手紙の始まり。「親愛なるアンジェリカへ」の意味)
アン 
 
 
  
アン:でもあなたはカンマをDearestの後ろにつけたの


ハム:My dearest, Angelica(「私の最愛の人、アンジェリカへ」の意味)って、、、
アン
 
 
   
 
アン:まぁそのことは置いといて
 
   今年の夏はNYに帰るわ、妹(イライザ)が招待してくれたの 
 
   あなたの家族がアップステイトに行くなら私もそこに行くわ
 
   あなたが多忙なのは知ってる、その仕事が物凄く大切なのも
 
   でもせっかく海を渡ってそこまで行くの、会えるのが待ちきれないわ
 
   
    
アン:ずっと海の向こうにいるわけじゃない
ハム 
   ちょっと待ってて、もうすぐそこだから
 
 

イラ:アレクサンダー 、降りてきて!
 
   アンジェリカが今日到着するって! 
 
 
 
(アンジェリカと再会)
 
 
 
イラ:アンジェリカ!!!
 
 
アン:イライザ!!!
 
 
ハム:スカイラー姉妹じゃないか
 
 
アン:アレクサンダー 、、、
 
 
ハム:やぁ
 
 
アン:久しぶりにあなたに会えて嬉しいわ
 
 
イラ:アンジェリカ、この男に言ってやって
 
   ジョン・アダムス(副大統領)はこの夏は家族と過ごすんですって
 
 
ハム:アンジェリカ、妻に言ってやってくれ
 
   それはジョン・アダムスが何の仕事もしてないからだって 
 
 
アン:あなた一緒に来ないの?ちょっと待って!
 
 
ハム:たぶんいけないと思う
 
 
アン:アレクサンダー 、私せっかくここまで来たのよ! 
 
 
イラ:せっかく姉さんが来てくれたのよ!
 
 
アン:遥々ここまで、、、
 
 
 
イラ:ちょっと休みましょう!
アン
   
 
ハム:わかってくれ、どうしても議会を通さないといけない政策があるんだ 
 
 
イラ:夏が過ぎてしまう前に、アップステイトに行きましょうよ!
アン 
 
 
ハム:これが通せなかったら私は職を失ってしまうよ
 
 
イラ:お父さんの家に泊まらせてもらいましょうよ!
アン 
 
   湖があったでしょ?(あなたを見れないなんてあり得ない!)
 
   近くの公園の中に(『勇気をギリギリまで振り絞るのよ!』)←今度はアンジェリカがマクベスの引用
 
   あなたと私で行こうよ!(イライザの言う通りよ!)
 
 
   休みましょう!!
 
   夏が過ぎてしまう前に、アップステイトに行きましょうよ!  
 
   お父さんの家に泊まらせてもらえばいいじゃない!
 
   もう少し時間をかければ!
   (周りを見て!周りを見てよ!)
 
   もっといいものができるはずよ!
   (この瞬間に生きているというのはなんて素敵なことかしら!)
 
   少しだけ目を閉じて夢を見るの
 
   暗くなってきたら、、、
 
  
 
   おやすみをすればいいじゃない
   


 
 
ハム:俺はこの法案を議会に通さなきゃ
 
   俺は休めない、この法案を議会に通すまで、、、

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