仕事に行き詰まるアレクサンダーへ妻のイライザは、気分転換にニューヨークの都会を離れて、
久々にロンドンから来るアンジェリカの帰国に合わせて、自然あふれるNY州北部に住む父を尋ねに行こうと提案します
ハミルトンの息子フィリップを演じるのは、前半ハミルトンの盟友ローレンスを演じた俳優です
イラ:アン(1)、ドゥ(2)、トロワ(3)、キャトル(4)、サンク(5)、スィス(6)、セットゥ(7)、ユィットゥ(8)、ヌフ(9)
フィリップ(以下フィ):1、2、3、4、5、6、7、8、9、、、
イラ:いいわね、その調子よ!、、、
イラ&フィ:1、2、3、4、5、6、7、8、9!
ハム:親愛なる、アンジェリカへ
『明日、明日、また明日と、時は小きざみな足取りで一日一日を刻んでいます』(シェークスピアの「マクベス」の引用)
あなただったらこの引用もわかるでしょう、私ではないスコットランド人の描いた悲劇からです
私はマクベスだと思われてる、私の野心は愚かなものであると
私はうざったくて鬱陶しい、博識者だと
マディソンはバンクォ、ジェファソンはマクダフ(ともに「マクベス」の登場人物)
そして連邦議会はダンシネインに向かう途中のバーナムの森のようだ
ハム:そして今、君/あなたは海の向こう
アン
なんで海の向こうにいなければいけない?
この考えを落ち着かせたいのに
かと思うと俺/私はまた手紙を書いている
俺/私のこの想いはどうやっても抑えきれない、、、
イラ:休憩したら?
ハム:いや、まだ途中なんだ
イラ:夕食前にちょっとしたサプライズがあるの、早く降りてきて!
ハム:あぁもうちょっとしたら行くよ、俺の分も残しといてな
イラ:アレクサンダー !
ハム:わかったわかった!
イラ:あなたの息子は今日9歳になったのよ!
あの子あなたに見せたいものがあるんですって
1日中練習してたのよ!
フィリップ!ほら見せてあげて!
フィ:パパ、パパ、行くぜぃ!
俺はフィリップ、俺は詩人だ
詩を、描いたから披露するぜ!
俺は、9歳になった、
お前に俺ほどの固い韻は踏めないぜ!
ハム:おぉ!!
フィ:フランス語の勉強に、ママとピアノの練習!
妹はいるけど、俺は弟が欲しいな!
俺のパパはアメリカの銀行を造るんだ!
アン(1)、ドゥ(2)、トロワ(3)、キャトル(4)、サンク(5)!!!!
ハム:ブラボー!!!!
イラ:はいちょっと休憩ね!
ハム:なぁ俺たちの子供はなんてすごいんだ
イラ:暑くなってきたし、アップステイト(NY北部の避暑地)に行かない?
ハム:イライザ、俺には忙しすぎてそんな余裕ないよ
イラ:お父さんの家に泊まればいいじゃない!確か湖があったわよね
ハム:うん、そうだったね
イラ:すぐ近くの公園の中に
ハム:行きたいんだけどねぇ
イラ:あなたと私で行きましょうよ、夜/闇が深くなる前に(これからの未来の暗示)、、、
ハム:行けるように頑張るよ
アン:親愛なるアレクサンダーへ、
あなたはジェファソンとうまくやるべきよ
きちんと話して妥協点を見つけるのよ、ちゃんと折り合いがつくまで辛抱強く
あなたの親愛なる義姉、アンジェリカはあなたに思い出させてあげるわ
この広い海の向こうに、あなたの味方がいるってことをね
2週間前に受け取った手紙に
「 , 」が句の途中に打たれてることに気づいたわ
ものすごく意味を感じたわ、あなたこれわざとやったの?
このたった一文が、私をずっとヤキモキさせているの
ハム:普通はMy dearest Angelica,(よくある手紙の始まり。「親愛なるアンジェリカへ」の意味)
アン
アン:でもあなたはカンマをDearestの後ろにつけたの
ハム:My dearest, Angelica(「私の最愛の人、アンジェリカへ」の意味)って、、、
アン
アン:まぁそのことは置いといて
今年の夏はNYに帰るわ、妹(イライザ)が招待してくれたの
あなたの家族がアップステイトに行くなら私もそこに行くわ
あなたが多忙なのは知ってる、その仕事が物凄く大切なのも
でもせっかく海を渡ってそこまで行くの、会えるのが待ちきれないわ
アン:ずっと海の向こうにいるわけじゃない
ハム
ちょっと待ってて、もうすぐそこだから
イラ:アレクサンダー 、降りてきて!
アンジェリカが今日到着するって!
(アンジェリカと再会)
イラ:アンジェリカ!!!
アン:イライザ!!!
ハム:スカイラー姉妹じゃないか
アン:アレクサンダー 、、、
ハム:やぁ
アン:久しぶりにあなたに会えて嬉しいわ
イラ:アンジェリカ、この男に言ってやって
ジョン・アダムス(副大統領)はこの夏は家族と過ごすんですって
ハム:アンジェリカ、妻に言ってやってくれ
それはジョン・アダムスが何の仕事もしてないからだって
アン:あなた一緒に来ないの?ちょっと待って!
ハム:たぶんいけないと思う
アン:アレクサンダー 、私せっかくここまで来たのよ!
イラ:せっかく姉さんが来てくれたのよ!
アン:遥々ここまで、、、
イラ:ちょっと休みましょう!
アン
ハム:わかってくれ、どうしても議会を通さないといけない政策があるんだ
イラ:夏が過ぎてしまう前に、アップステイトに行きましょうよ!
アン
ハム:これが通せなかったら私は職を失ってしまうよ
イラ:お父さんの家に泊まらせてもらいましょうよ!
アン
湖があったでしょ?(あなたを見れないなんてあり得ない!)
近くの公園の中に(『勇気をギリギリまで振り絞るのよ!』)←今度はアンジェリカがマクベスの引用
あなたと私で行こうよ!(イライザの言う通りよ!)
休みましょう!!
夏が過ぎてしまう前に、アップステイトに行きましょうよ!
お父さんの家に泊まらせてもらえばいいじゃない!
もう少し時間をかければ!
(周りを見て!周りを見てよ!)
もっといいものができるはずよ!
(この瞬間に生きているというのはなんて素敵なことかしら!)
少しだけ目を閉じて夢を見るの
暗くなってきたら、、、
おやすみをすればいいじゃない
ハム:俺はこの法案を議会に通さなきゃ
俺は休めない、この法案を議会に通すまで、、、
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